介助犬ムサシ
〜学校へ行こう!〜
-ストーリー-

「本人が犬を必要と思わない限り、うまくはいかないものなんです」。
祥子も久美子も森岡の言葉に肩を落とす。だが、すっかり落ち込んでいる久美子を励ましたのは、転校生の新一(若葉竜也)だった。森岡の息子である新一は、中学生への介助犬貸し出しは本来ならば許可されないことを久美子に打ち明け、祥子がどんな思いで森岡を訪ね、必死で説得したかを全て話して聞かせたのだ。そんな母の気持ちに心を動かされ、何事にも本気で向き合うことの大切さを知った久美子は、祥子にもう一度マッチングテストをしたいと伝えた。
そして、再び行ったマッチングテストで久美子は運命の犬・ムサシと出会う。板倉家で、ムサシと一緒の生活が始まった。「このムサシと一緒に学校に通いたい!」そう願う久美子。しかし、介助犬とはいえ、犬を学校に連れてくるという前例のないことに学校側は難色を示した。それでも学校に行きたい! 音楽をやりたい! 久美子の気持ちは教師や他の生徒の父兄たちの心を動かし、ムサシとともに通学することを許可される。戸惑いながらも温かく受け入れる生徒たち。久美子はムサシから勇気をもらい、次第に笑顔を取り戻してゆく。しかし…。

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