我はゴッホになる!
-* 片岡仁左衛門スペシャルインタビュー *-

歌舞伎界の至宝、片岡仁左衛門が棟方志功の才能を初めて認めた民芸運動の指導者・柳宗悦を好演!
15代目襲名以来、テレビ出演を控えていた片岡仁左衛門がこのドラマをきっかけにテレビドラマ本格出演!!

ドラマの中で、民芸運動の指導者として高名で、青森から出てきた棟方志功の才能を初めて認めた柳宗悦(やなぎむねよし)を演じるのは、歌舞伎界の大御所、片岡仁左衛門。昨年5月11日放送の金曜プレステージ・ドラマスペシャル『奇跡の動物園2007〜旭山動物園物語〜』で、久しぶりに現代劇に出演し、閉園する動物園の園長役で、人生を重ねた男が持つ滋味あふれた演技をみせた。

今回、片岡は2001年のNHK BS3『四千万歩の男・伊能忠敬』(松平定信)以来、約7年ぶりにテレビドラマに本格的に出演した。久しぶりのドラマの現場に片岡は「僕がよく出ていた頃のテレビの現場と雰囲気が変わっている。撮り方も含めてね。現場はやっぱり懐かしいし、好きです」と話す。片岡はテレビや映画には舞台では味わえないものがあるという。「役者は舞台でお客さんから見られますが、自分でも見たいわけです。
テレビや映画は自分を客観的に見られますから」と映像の世界の魅力を語る。「でも、テレビの世界は怖い。映画は見ようと思って、お客さんが映画館に足を運ぶけど、テレビはたまたま見た人にチャンネルを止めさせないといけないから。『古畑任三郎』に出演されていたイチローさんを見たときはすごいと思いましたね。(役者である)私が恥ずかしくなりました(苦笑)」と大ベテランになった今も謙虚さを忘れていない。

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