メイちゃんの執事
*… 最終話(4/4) …*

理人とメイは大勢の男たちに追われた。そんなふたりを助けたのは、泉たちクラスメイトだった。その中には、多美と神田(阿部進之介)の姿もあった。

理人とメイは、みるく(吉田里琴)の操縦する改造ヘリコプターで空港へと急いだ。出発直前の剣人を捕まえることができたメイは、辛いときにずっと側にいてくれた剣人に礼を言った。「それとさ…あんたが私に言ってくれたこと…ちゃんと返事してなかったけど…」。そう言って、口ごもるメイ。剣人は、そんなメイをいつもの調子でからかうと、戻ってきてからもう一度自分の気持ちを伝えるから返事はそのときでいい、と告げる。剣人は、理人と拳をぶつけ合うと、そのまま振り返らずに旅立ち…。

時は流れ、メイたちは進級した。メイは、剣人に手紙を書いた。新しいルチアには泉が選ばれたこと、みるくが太陽<ソーレ>ランクになったこと、リカたちも信頼し合う執事とともに元気に過ごしていること、そして詩織も、忍と一緒に少しずつ元気になっていることを。

そんなメイを見守っていた理人は、自分の思いを言葉にして伝えた。メイが、自分以外の誰かを見ているのは辛いからだという。「ですから、目をそらさないでください」。理人は、そう言ってメイの側に近寄ると、静かにキスをした。「内緒ですよ。お嬢様と執事の恋愛は禁止ですので」。呆然としながら、理人の言葉に小さく頷くメイ。そこに、クラスの仲間たちがやってきた。次の瞬間、理人とメイのようすがどこかおかしいことに気づく一同。多美と神田は、すべて見ていたらしい。仲間たちに取り囲まれたメイは、必死になって何もなかった、と否定したが…。

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