メイちゃんの執事
*… 最終話(1/4) …*

メイ(榮倉奈々)は、理人(水嶋ヒロ)を賭けての決闘<デュエロ>をルチア=詩織(山田優)に申し込む。理人がその結果に従うことを確認したルチアは、もし自分が負けたら、理人のことを諦めるのはもちろん、本郷家の後継者の座を辞退し、ルチアの称号も返して学園から去る、と言い出す。その代わり、自分が勝ったときは、メイだけでなく、泉(岩佐真悠子)やリカ(大政絢)らクラスメイト全員に学園から去ってもらう、と続けるルチア。それを聞いた泉たちは、ルチアの出した条件を受け、メイを応援すると宣言する。そのとき、多美(谷村美月)が放ったボーガンの矢が理人の腹部に突き刺さった…。

その夜、理人は、傷を心配する剣人(佐藤健)たちの声に耳を貸さずに、決闘の会場に立った。決闘は真剣による戦い。相手の忍(向井理)は、世界中のさまざまな武術を身につけ、その強さは驚異的だという噂だった。

学園長・ローズ(堀内敬子)の合図で決闘が始まった。忍は、凄まじい攻撃を仕掛けながら、巧みに理人の腹部の傷を狙っていた。傷のせいもあって動きも鈍く、防戦一方に追い込まれていく理人。それでもメイは、理人の勝利を信じてその光景を見つめていた。

ルチアは、そんなメイに向かって、負けを認めるよう促す。するとメイは、リカとの決闘で理人と青山(真山明大)が戦ったとき、忍から言われた言葉をルチアに返した。あのとき忍は、執事は信じられなければ力を発揮できない、とメイに言ったのだ。メイは、毅然とした表情でルチアを見つめると、絶対に柴田理人は渡さない、と言い放つ。逆上したルチアは、メイを突き飛ばし、凶器を手に襲いかかろうとした。そんなメイを救ったのは、理人だった。理人は、忍に背を向けることも躊躇わず、ルチアに剣を突きつけると、自分が仕える大切なお嬢様を傷つけないでほしい、と訴えた。その言葉に打ちのめされたルチアは、ガックリと座り込んだ。

「勝って…理人!」。メイの言葉に頷いた理人は、反撃を開始した。理人の気迫に押され、防戦に追い込まれる忍。理人は、剣の柄を忍に打ち込み、彼を倒した。メイは、泣きながら理人に抱きつき…。

メイと理人の勝利に泉たちも大喜びだった。が、そのとき剣人は、ルチアと忍の姿がないことに気づく。理人、メイ、剣人の3人は、ルチア宮へと急いだ。

*NEXT*

もどる
0.メイちゃんの執事 TOP

(C)フジテレビジョン