メイちゃんの執事
*… 第6話(2/4) …*
そんな折、聖ルチア女学園の各クラスにある通達が出される。それは、クラス内で執事を交換せよ、というものだった。執事との関わり方を見直す目的で、太陽生たちが決めたものだった。それを受け、メイのクラスでもくじ引きで執事を決めることになった。その結果、メイの執事は剣人が務めることになった。不二子の執事は大門(鈴木亮平)になり、根津は多美(谷村美月)に仕えることに。そして理人は、ルチア(山田優)の執事を務めることになった。困惑を隠せないメイ。理人は、そんなメイに、すぐに戻ってくる、と約束した。
聖ルチア女学園では、2週間後に定例舞踏会が開かれることになっていた。この舞踏会は、お嬢様と執事の信頼が試される舞台であり、最優秀ペアには星<ステラ>5個が進呈されるのだ。メイのクラスでも、それぞれが練習を続けていた。しかし、パートナーとなる執事が違うせいもあって、どのペアもぎこちなかった。その中でただひと組、優雅なダンスを見せたのは、ルチアと理人のペアだった。メイは、ふたりの姿を複雑な心境で見つめ…。
その夜、メイは、剣人をともなって仲本家を訪れる。夏美(星井七瀬)は、メイと剣人が同じ部屋で過ごすことになったと知り、動揺する。美冬(北川弘美)は、酔った勢いにまかせて、学園一のお嬢様と理人が一緒に過ごしたら間違いが起こる、などと言い出し、メイを不安にさせた。
仲本家を後にしたメイと剣人は陰寮に戻る。メイのことが気になって眠れないでいた剣人は、不審な物音に気づいて部屋を出た。するとそこには、酔ってだらしなく座り込んでいる根津の姿があった。頑張って男を見せないと理人に負けてしまう、と剣人をからかう根津。そのまま眠ってしまった根津は、ポツリと不二子の名前をつぶやき…。
メイは、剣人とダンスの練習をしている間も、理人のことを気にしていた。忍や根津の言葉を思い出した剣人は、そんなメイを強引に引き寄せようとした。その真剣な表情に驚き、慌てて離れようとしてバランスを崩すメイ。それを助けたのは理人だった。メイを間に挟んで、理人と剣人の視線がぶつかった。
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