ロス・タイム・ライフ
Story
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しかし、突き飛ばされて腰を打ったあげく、肝心の特売の肉も手に入れられずに最後の1パックを目の前で持っていかれてしまう。座り込んで途方に暮れていた淑子だが、立ち上がると精肉コーナーに進み寄り特売になっていない特上牛肉を大量に買い込んでしまう。
帰宅後、少なくなっていくロスタイムに泣きそうになる淑子だが、そんなことを知らない家族は下着やハンコのある場所がわからないと訴えたり、頼んだ買い物を忘れてきたりと淑子を頼ってばかりだ。今後の生活に不安を募らせ、家族に言葉をかけていく淑子。やがてスキヤキが完成。いざ食べようとする淑子に主審からロスタイム終了間近の知らせが。審判団を振り切ってかろうじて牛肉を一口食べた淑子は事故現場に戻ると慌ててメールを送った。その時、ロスタイム終了のホイッスルが鳴る。同じ頃、メールを受け取った理香がぬかどこを探すと淑子がへそくりを溜め込んでいた通帳が出てきた。そして、洗面所には淑子が書いた「ありがとう」の文字が残されていて…。
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