ロス・タイム・ライフ
Story
1/2

井原淑子(友近)は節約術が特技の専業主婦。その日は朝から、長女・理香(田島ゆみか)と長男・健一(永嶋柊吾)から「けち」呼ばわりされた。家事の途中でふとスーパーのチラシが目につく。牛肉のタイムサービスの告知だ。豚肉ではない本物のスキヤキを家族に食べさせようと思い立った淑子は、夫・利彦(松澤一之)にも今夜は直帰するようメールして、スーパーへ自転車を飛ばす。

近所の主婦達とのデッドヒートを裏道へと抜け出した淑子は、理香がほしがっていた振袖の展示即売会のポスターに目を奪われ、階段から転落!!…というその直前に世界がスローモーションとなり、サッカーの審判団が現れ、淑子に2時間29分というロスタイムを提示した。淑子は、自分がまもなく死ぬということは理解したものの、再び牛肉を買うためにスーパーへ急いだ。タイムサービス開始にギリギリ間に合った淑子は、主婦達の激しいせめぎ合いの列に割り込む。

次へ>>

もどる
0.ロス・タイム・ライフ TOP

(C)フジテレビジョン