ライアーゲーム
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9:セットに隠された『ライアーゲーム』の秘密!! Vol.3
───"密輸ゲーム"会場に仕組まれた光の演出!

「プレイヤーが集まっている空港の待ち合い室は、作戦を立てたり話し合いをしたり役者が動く場所。様々な角度から室内が映ることを考え、プレイヤーが座っているイスの右側には搭乗ゲート、後ろには滑走路があると想像させる大きな窓を作っています。実際は建物の中の空間を仕切ってできた部屋なので窓の外は壁ですが、全体的に改装中である雰囲気を出して窓に工事中の時によく見るビニールを垂らし外側から光を当ててもらっています。これは滑走路を想像させるという意味のほかに、閉ざされた空間で緊迫感のあるゲームを行っている会場に自然光を感じさせる光を入れたかったという意味もあります」(坪田さん)。
ちなみに「水の国」「火の国」のマークも坪田さんが考えたものです。

そして忘れちゃいけないのが検査ルーム。劇中で手に汗にぎる様々な駆け引きが行われている重要なポイントとなる部屋です。
「ゲームの勝敗を大きく左右する部屋なので、ただの"検査する部屋"にはしたくなかったんです。最初の仕掛けはゲーム説明を兼ねたリハーサルの時。連れて来られたプレイヤーが立ち位置でチーム分けが決まった瞬間に、それまで白い光が当たっていた部屋が中央に引かれた線を境に青(水の国)と赤(火の国)の光に包まれます。これは視聴者がチーム分けがひと目でわかると同時に、プレイヤー自身も自覚するという意味があります。そして、部屋の奥には大きなファンがあるのも仕掛けの1つ。人の表情は光の当て具合で変わって見えるもの。ゆっくりと回転しているファンの後ろから照明を当てることで、中にいるプレイヤーへの光の当たり方が変わり表情が変化して見えるんです」(坪田さん)。

最終回に向け、まだまだ目が離せない展開が待ち受けている『ライアーゲーム』。
物語はもちろん、セットも注目してみてください!

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