ラスト・フレンズ
-Story-
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あくる朝、美知留は、皆に内緒でシェアハウスを出て行こうとする。美知留は、ちょうど起きてきたタケルに、瑠可の気持ちに応えられないのにどういう顔をして会えばいいのかわからない、と辛い胸の内を打ち明けると、シェアハウスを出て実家へと向かった。ドア越しに美知留の言葉を聞いていた瑠可は、引き止めることもできなかった。
その夜、瑠可は、練習場まで訪ねてきた父・修治(平田満)とともに、タケルが働いているバー『Funny fly』を訪れる。瑠可は、週刊誌の記事を見たであろう修治に、正直な気持ちをぶつけた。修治の期待するような形では幸せを見つけられないが、自分なりのやり方で幸せになる、という瑠可。修治は、複雑な思いを抑えながら、瑠可のことを応援する、と告げた。
仕事を終えたタケルが公園を通りかかると、修治がひとりでベンチに座っていた。タケルは、自販機で買ったお茶を修治に差し出した。そんなタケルに、瑠可の子どものころの話を始めた修治は、堪えきれなくなって泣き出す…。
あくる朝、友彦と一緒に家を出たエリは、近くの公園にいる宗佑の姿に気づく。エリは、立ち去ろうとする宗佑を呼び止めると、プレッシャーをかけているつもりかもしれないがそんなものは通用しない、とかみついた。「男なら引く…ちょっと引いて、美知留ちゃんを楽にしてあげるの!何でそんなことくらいわかんないのよ!」。エリは、宗佑にそう言い放った。
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