ラスト・フレンズ
-Story-
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同じころ、宗佑は、公園で母親(ひがし由貴)と遊ぶ直也(澁谷武尊)に会っていた。宗佑は、一緒に遊びたいという直也に、「これから頑張って大切な人を取り戻すんだ」と話す。

一方、エリは、ある週刊誌に瑠可の記事が載っていることに気づく。それは、モトクロスの人気女子選手が性同一性障害だった、という記事だった。シェアハウスに戻ったエリがタケルにその記事を見せていると、ちょうどそこに瑠可が帰ってきた。エリが隠そうとした雑誌を奪いとった瑠可は、美知留には絶対に見せるな、と釘を刺した。

瑠可の部屋を訪れたタケルは、美知留に自分の気持ちを話さなくていいのか、と問いかける。しかし瑠可は、美知留にだけは言えない、と答える。高校卒業と同時に美知留が突然いなくなったときは目の前が真っ暗になったこと、再会したときは嬉しかったが同時に怖くもあったこと…。瑠可は、出会ったときから友情だけではなかった自分の気持ちを美知留が知ったら傷つくはずだ、とタケルに告げた。

友彦(山崎樹範)と一緒にクリーニング店に出してあった皆の服を受け取って戻ってきた美知留は、ドアの外で瑠可とタケルの会話を偶然聞いてしまう。混乱した美知留は、シェアハウスを飛び出した。それを知った瑠可は、シェアハウスを出て行く決意を固める。美知留には何も求めるつもりはないが、彼女への思いを捨てられないのなら自分が出て行くしかない、とタケルに伝える瑠可。タケルは、そんな瑠可に、自分はずっと味方だから別れない、と告げた。

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