ラスト・フレンズ
-Story-
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あくる朝、美知留たちは揃って朝食をとる。が、いつもとは違って会話もない状態だった。美知留やエリは、瑠可のことを心配して声をかけた。すると瑠可は、スランプだ、とだけ答えた。
瑠可は、練習に行くまでの間寝る、といってソファーに仰向けになった。美知留は、タケルに、宗佑と別れたことを伝えた。半分は瑠可に聞かせるためだった。瑠可は、良かったんじゃないか、とだけ言うと、練習に出かけた。
美知留は、タケルと一緒に朝食の後片付けをする。そこでタケルは、昨夜泣いていたことを美知留に切り出す。タケルは、美知留が宗佑のことを思い出して泣いていたことも見抜いていた。タケルは、自分も、大好きな人を大嫌いになった経験があるが、心の傷はやがて自分でもなだめられるくらいに小さくなるから大丈夫だ、と美知留を励ました。美知留は、そんなタケルに静かに寄り添うと、「あなたのこと、好きになっていいかな?」と告げた。携帯電話を忘れて戻ってきた瑠可は、そんなふたりの姿を見てしまい…。
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