ラスト・フレンズ
-Story-
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その夜、なかなか寝付けなかった美知留は、ベッドから出てリビングでホットミルクを飲もうとした。テーブルの上に置かれた卒業アルバムに目を留め、ページをめくる美知留。そのとき美知留は、ある異変に気づく。瑠可の写真がマジックで塗りつぶされていたのだ。美知留の背後には、宗佑の姿があった。美知留は、どうしてこういうことをしたのか、と宗佑を問いただした。すると宗佑は、瑠可は美知留に近付いてはいけない女だ、と答えた。宗佑は、美知留が部屋を抜け出し、瑠可に会っていたことも気づいていた。瑠可は男の目で美知留を見つめ、ずっと狙っていた、と言い出す宗佑。美知留は、そんな宗佑を悲しそうに見つめながら、自分は宗佑の奴隷じゃない、と訴えた。「宗佑のために、いろんなことをガマンしてきた。何だってガマンできるって思った。でも、これだけは譲れない…私の瑠可のことを、悪く言うのは止めて!」。美知留は、宗佑にそう言い放った。すると宗佑の顔色が変わり…。
瑠可は、タケルやエリたちとトランプをして盛り上がっていた。すると、ドアチャイムが鳴った。瑠可がドアを開けると、そこには、口元に血をにじませ、顔に生々しいアザを作った美知留が立っていた。「…瑠可、助けて」。瑠可は、そう言って倒れるように抱きついてきた美知留をしっかりと受け止め…。
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