わたしたちの教科書
━- イントロダクション -━
そんな役柄に関して鈴木プロデューサーは、「今、世の中には、"あんな人がどうしてこんなことを?"と驚くような事件が、数多くあるような気がします。人の内面にある闇の部分というのが、ほんの些細な、思いもよらないきっかけで表に出てきてしまう…そんな、だれもが持っているであろう"危うさ"というものに光を当ててみたい。伊藤さんとは、これまでにもいくつもの作品でご一緒させていただいていて、役者としての彼の資質をとても信頼している一方で、伊藤さんご本人が生来持っている、"人のよさ"がにじみ出るような役柄を演じていただくことが多かった。しかし今回は、敢えて、人間が持っている汚い部分も含めて、本当の意味での等身大に挑戦していただこうと思います」と期待を寄せています。
そして、菅野さん演じる主人公・積木珠子の職場の同僚であり、恋人でもある弁護士、瀬里直之を演じるのは、今や連続ドラマには欠かせない存在の谷原章介さん。大手弁護士事務所を持つ父の下、自らも弁護士として活躍するサラブレッドです。しかし、恵まれた環境に育った頼りがいのある存在として描かれる彼にもまた、人間であるが故の"危うさ"が秘められています。
「今回のドラマの登場人物は、全員"明"と"暗"の二つの面を併せ持っています。実社会に"見たままの人"がいないように、このドラマの登場人物たちも、全員、"見たまま"の存在ではない。ほんのちょっとした隙に、意外な一面が見え隠れする、そんな人物ばかりです」(同プロデューサー)
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