わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
[13/15]

夕方、珠子は、藍沢家の墓がある寺を訪れ、花を手向ける。そこにやってきたのは、雨木だった。雨木は、不登校児をあずかるボランティア活動をしているのだという。その際、雨木は、友人から朋美の居場所を聞いたことを珠子に告げ、「彼女を救えるのはあなたしかいません」と続けた。

珠子は、朋美がいるというフリースクールを訪れた。朋美は、うつろな表情で何もせずにただ座っていた。珠子は、そんな彼女に、明日香に会いに行こう、と話す。

珠子と朋美は、明日香と朋美が秘密の隠れ家と呼んでいた廃墟を訪れた。そこには、いまもまだ、ふたりが過ごした風景が残っていた。

奥に入っていった朋美は、そこで壁に書かれた文字に気づいた。遅れてやってきた珠子も、その文字を見て立ち尽くす。それは、明日香が書いたものだった。

[前へ|次へ]

もどる
0.わたしたちの教科書 TOP

(C)フジテレビジョン