わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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その夜、雨木は、直之の判断を仰ぎたいものがある、といって彼の元に相談に行こうとする。そこにやってきたのは、カンペンケースを発見した珠子だった。中に入っていた手紙を読んだ珠子は、雨木が明日香を励ましていたこと、いじめを止めさせると約束していたことを知る。しかし、明日香を救うことができなかったのは、以前の学校でバッシングを受けたことや、音也の事件のことがあって、どうすればいいのか判断がつかなかったのだ。珠子にそのことを指摘された雨木は、激しく動揺しながらも、否定しようとした。そこで珠子は、明日香のことを嘘つきだと言ったことは許せない、と雨木に告げる。明日香は、雨木のような教師になりたい、という夢を抱いていたのだ。

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