わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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一方、耕平は、早紀とラーメン店で食事をしていた。そこで耕平は、今学期限りで教師を辞めようと思う、と早紀に告げる。早紀は、どんな教師も耕平と同じように感じながら、それでも教職を続けている、といって彼を説得しようとした。が、耕平がそうできないことは、早紀が一番よくわかっていた。

あくる朝、朋美(谷村美月)は、学校近くの道で不審な男を目撃する。それは、雨木の息子・音也(五十嵐隼士)だった。

その日のホームルームで、耕平は、加寿子が転校することをクラスの皆に伝えた。職員室に戻った耕平は、用意しておいた辞表を胸ポケットにしまった。と、そのとき、希美(酒井若菜)が、新聞を見て声をあげた。兼良陸の父親が買春行為で事情聴取された、という記事が掲載されていたのだ。するとそこに、珠子から電話が入る。

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