わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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同じころ、戸板(大倉孝二)は、耕平(伊藤淳史)と早紀(真木よう子)の会話を偶然耳にする。過酷な業務が続いて耕平が倒れたとき、何者かが、いじめの証拠となる明日香の教科書が隠してあった保管庫の暗証番号を、コースターに書いて耕平の服の上に置いたのだという。

戸板は、そのコースターの裏表をコピーし、珠子に手渡した。それを見た珠子は、耕平に暗証番号を教えたその人物は明日香がいじめられていたことも知っていた可能性があると推測する。その人物が、珠子たちのジョーカー=切り札になる可能性は高かった。

そのころ、直之(谷原章介)も、副校長の雨木(風吹ジュン)とともに、学校を裏切る可能性がある人物の特定を急いでいた。耕平にコースターを渡した人物が、珠子に説得されて学校側に不利な証言をする前に手を打たなければならないのだ。直之たちは、教師たちの中で不審な行動を取る者がいないか、さっそく調査を開始する。

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