わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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同じころ、耕平は、理科の授業中に英語の自習をしている山藤拓巳(登野城佑真)に気づき、取り上げた参考書で軽く頭を叩いて注意する。すると拓巳は急に激高し、社会科の早紀には文句を言われなかった、と言うとさっさと教室を出て行ってしまう。

耕平は、拓巳の言葉が気になり、早紀の授業を覗いた。すると、早紀は、各々勝手なことをしている生徒たちを相手に、淡々と授業をしていた。それは異様な光景だった。

その夜、珠子は、ひなぎくの家から送られてきた明日香の荷物を調べる。その中には携帯電話もあったが、アドレス帳には何も登録されていなかった。珠子がいじめ裁判について勉強していることに気づいた直之(谷原章介)は、その難しさを指摘した。学校は密室であり、証拠も証言者も見つけるのは困難だと直之はいうのだ。直之が自室に去った後、珠子は、携帯電話のバッテリー蓋の裏に貼られたプリクラを見つける。そこには、明日香と朋美が一緒に写っていた。

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