わたしたちの教科書
━- ストーリー -━
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帰ろうとしていた珠子の元に向かった耕平は、学校の問題を法律で強引に解決しようとする珠子のやり方は間違っている、としながらも、真相を明らかにするために自分も手伝う、と告げる。それに対して珠子は、学校側が証拠隠滅を図ろうとしていると主張し、教師である耕平が学校を相手に戦うことができるのか、と問いかける。
珠子は、臨床心理学の教授・日野(小市慢太郎)の元を訪れた。学校内でのいじめの現状についてリサーチするためだった。日野は、大人と子どもの世界は、まったく理解しあえない状況に陥っていることを指摘した。さらに日野は、子どもたちが何を考えているのかわからず、幸せとは何かも提示することが出来ない大人たちと、それに気づいている子どもたちは、戦争状態にあるのだ、と悲痛な表情で続けた。
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