Dr.コトー診療所2006
-Story-
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祭りは、重雄が一番船を務に任せるという粋な計らいで幕を開ける。一方、正一はコトーとミナを招待した晩御飯の用意を昌代とともに始めようとした。すると、昌代が祭りに行くと言い出す。正一は、歩いていくと言い張る昌代をかばいながら家を出るのだが、漁港に到着する前に日が暮れてしまった。漁港近くのベンチで休む二人。と、昌代が缶ビールを取り出した。正一は、昌代が倒れて以来、酒を口にしていなかった。寄り添って缶ビールを飲む正一と昌代を、食事に呼ばれたコトーとミナが見つめていた。

1人診療所に帰ったコトーは、彩佳(柴咲コウ)からの電話を思い出す。彩佳は、抗癌剤の副作用という新たな闘いに身を投じていたのだ。そこに、酔った重雄が転がり込む。診療所に泊まりたいと告げる重雄は、寝言のようにコトーに自分の老後を頼む。
その頃、食堂で夕刊を見た原は凍りついていた。宮野の口車に乗って、投資に応じたのだが、それは大規模な詐欺で…。

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