Dr.コトー診療所2006
-Story-
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原剛利(時任三郎)は、剛洋(富岡涼)の学費に加え、過って起こした事故の賠償金も背負い、体力的にも精神的にも追い詰められていた。そんなとき、島の後輩、宮野博(山崎銀之丞)と偶然再会。投資顧問会社に勤めているという博は、未公開株のもうけ話があると持ちかけてくる。一方、東京では剛洋が同級生たちの学力レベルの高さに動揺していた。

島には豊漁祭が近づいた。安藤重雄(泉谷しげる)は、星野正一(小林薫)を祭りに誘う。が、正一はあいまいに返すだけ。2年前の祭りの日に妻・昌代(朝加真由美)が倒れて以来、正一は祭りに行ってない。正一はあの日、自分が酔いつぶれていなかったらという後悔にさいなまれていた。その気持ちがわかるだけに、余計に正一に祭りに来てほしい重雄は、酔った勢いで暴言を吐いてしまう。2人はそのまま診療所へ行き、コトーこと五島健助(吉岡秀隆)に昌代の病状と回復の可能性について説明を求める。正一もこれまではっきりとは聞いていなかったその内容は、これ以上の急激な回復は難しいだろうというもの。コトーは、さらに言葉を続けようとするが、落胆した正一は帰ってしまう。重雄にとっても、辛い言葉だった。

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