イノセント・ラヴ
-Story-
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殉也は、どうしても聖花を忘れることができずに苦しんでいた。聖花に寝返りをさせていた時間に目を覚ましてしまった殉也は、やり切れない気持ちで一杯になり、クローゼットの中に並んでいた聖花の服を放り投げるなどして暴れた。佳音は、そんな殉也の気持ちを察して胸を痛めるが、殉也に対して何もしてやることができなかった。
家を飛び出して教会を訪れた殉也は、美月(香椎由宇)や義道神父(内藤剛志)に、徘徊がひどくなって手に負えなくなった聖花を施設に預けた、と嘘をつく。だが、言い訳のように聖花の世話する苦労を並べているうちに、本当に聖花のことが心配になってきた殉也は、昴の家までようすを見に行く。そこで殉也が目にしたのは、昴に笑顔を見せる聖花の姿だった。
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