イノセント・ラヴ
-Story-
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佳音(堀北真希)は、ピアノを弾きながら聖花(内田有紀)と寄り添いあう殉也(北川悠仁)の姿を偶然見てしまい、大きなショックを受けていた。あくる日、掃除をするために殉也の家を訪れた佳音は、その気持ちを隠して精一杯明るく振舞い、出かける殉也を笑顔で送り出す。
掃除を始めた佳音は、やってはいけないことだと知りながら殉也のアルバムを開いた。そこにあった殉也と聖花の写真を見た佳音は、家族を亡くした殉也が笑顔を取り戻したのは聖花の存在があったからだと確信する。

殉也は、改めて聖花の精密検査をしてもらう。近ごろ聖花のようすが変わってきたような気がしてならなかったのだ。殉也は、主治医の東野(中原丈雄)に検査を依頼した。だが、東野の診断結果は、変化なし、というものだった。殉也が感じたという表情の変化も、無意識の反射だというのだ。

子ども聖歌隊の練習で教会を訪れた殉也は、美月(香椎由宇)から、義道神父(内藤剛志)と一緒に食事をしようと誘われる。その席で義道神父は、作曲の仕事はもう止めたのか、と殉也に尋ねた。義道神父は、教会や日曜学校のために奉仕してくれる殉也に感謝しながらも、彼の将来をずっと心配していた。

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