イノセント・ラヴ
-Story-
[4/5]
美代子は、インターネットで佳音が関係している事件のことを調べていた。美代子が電話に出た隙に、それを盗み見る春江。そのとき、佳音が会社に戻ってきた。美代子は、そんな佳音を呼び止めた。先週、佳音と春江が回った家から、金がなくなったという訴えがあったというのだ。春江は、その罪を佳音になすりつけようとして、佳音が名前などを偽っていたことを持ち出した。佳音は、悔しさを堪えながら、会社を後にした。
耀司に面会に行く予定だった佳音は、その途中、教会の前を通りかかる。懐かしい聖歌の響きに誘われて中に入ると、クリスマスのミサが行われていた。そこでオルガンを弾きながら子どもたちと一緒に歌っていたのは殉也だった。佳音は、その歌声に、慰められ、涙ぐんだ。
少年刑務を訪れた佳音は、耀司のために用意したクリスマスプレゼントを見せた。それは、ロザリオだった。耀司は、佳音が横浜に引っ越したことを知ってショックを受けていたが、その思いを抑えて、自分も行って見たい、と佳音に告げた。別れ際、佳音は、好きな人ができた、と耀司に告白した。耀司は、微笑みを浮かべながら、「そうか、良かったな」と応えた。
[BACK|NEXT]
△もどる
0.イノセント・ラヴ TOP
(C)フジテレビジョン