新・細うで繁盛記2
-あらすじ-

そんな中、富士子が密かに大阪に行ったとの知らせが飛び込んできた。そこに大阪の伊吹清二(杉本哲太)から、実は富士子の父が危篤であるとの連絡が入る。すぐに大阪に富士子を追うことにした加代。その加代を励まし見送る夫の正五だが、この時飛び込んできた正子が放った「おみゃあ本当は清二っちゅう男に会いに行くんじゃねぇのか!」ということばに、ハッとなる。つい最近、加代が寝言で、「せいさん」というのを聞いた正五は、その名前がずっと気にかかっていたのだ。加代に問いただせず不安なまま、せいさんがいる大阪に加代を送りだす優しい正五…。

その陰で、その加代を追うように恵子も大阪へと向かっていた。加代の男関係を掴めば菊多旅館の名義を戻してやるという正子の口車に乗ってしまったのだ。そして恵子は、清二に見送られて帰る加代の2人きりの姿を写真に収めることに成功してしまう。

この時突然加代のもとに、番頭の善造(大村崑)から板長の岩田(曽雌達人)が失踪したとの知らせが入る。今日は、大切なお客様や団体の予約が入っている日、板前がいないとなっては…。ピンチを察し自分が板前として一緒に行くという清二の申し出を断り、急ぎ静岡に戻った加代。

だがそこで加代を迎えたのは、正子が流した清二とのスキャンダルを知った人々の
冷たい視線…そして正五は…。夫婦の危機、地域開発の波、板長の失踪による山水館の命運が、加代の細うでに重くのしかかってくる。

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