新・細うで繁盛記2
-あらすじ-

原田加代(沢口靖子)は火事で焼失した大阪道頓堀の料亭「南地楼」の娘。東京でOLをしながら、再建を夢みるがうまくいかず、失望していたところに亡き祖母の友人である静岡県・土肥の温泉組合長・大原富士子(星由里子)が現れ、温泉旅館「山水館」の女将となる。アイデア溢れる加代の活躍で、経営不振だった旅館町もかつての活気を取り戻した。その後加代は「山水館」の主人である原田正五(勝村政信)と結婚し、女将として奮闘しながら数ヶ月が経ったのだった。しかし未だに正五の妹・正子(荻野目慶子)は加代を疎み、何とか「山水館」を売り飛ばしてしまおうと画策している。

そんなある夜のこと。「山水館」で温泉旅館「福西館」主人・福西宗一郎(綿引勝彦)が、不動産会社の部長や隣り町の町長らと宴席をひらいていた。表向きはにこやかだが、何かを企んでいる雰囲気だ。その後、加代は温泉組合の会議の後、去年ボヤを出し商売に行き詰まっていた「菊多旅館」の女将である菊地恵子(仁藤優子)が、福西の紹介する金融会社に無担保で大金を借りたが高金利のため返済のメドが付かず、結局旅館の権利を福西に譲ってしまったのだと聞く。富士子もこの件を知り、福西に不信感を抱き始める。

一方、旅館を売りたいと呟く正子に近づく福西。正子は福西の陰謀に一役買って加代を追い詰め、「山水館」を福西に売らせるよう動きはじめるのだった。

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