花嫁とパパ
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その後、初音は一度貸し出した衣装を回収するために、出版社に頭を下げて回る。しかし、広告の撮影当日まで、数点の衣装が回収できないままだった。その頃、撮影スタジオでは、脇田監修の元、別の媒体の撮影が終了していた。本来ならば、その後に愛子の会社の広告撮影があるのだが、衣装が間に合わないため、脇田はスタッフに撤収の指示を出す。撮影機材の片付けが済んだ頃、初音が飛び込んでくる。必死に衣装を集めたが、結局、集まらなかったと言う初音に対して、スタッフを帰して正解だったと言う脇田。と、そこへ残りの衣装を手にした愛子がやってくる。驚く初音に、「アシスタントだって担当ですから」と笑顔を見せる愛子。脇田に撮影をしてもらうよう頼むが、カメラマンやモデルなど、スタッフを帰してしまった後だと言われる。それに納得した初音は、自分の今までの態度を反省するとともに、愛子のひたむきな姿勢に心を打たれる。するとそこへ、撮影スタッフを連れた三浦が。控え室にいたところを説得して来てもらったのだと言う。これには、脇田も動かされ、撮影再開をスタッフに指示。テキパキと仕事をする脇田の後ろで、愛子と初音が目を輝かせて撮影を見守る。三浦は、そんなふたりを微笑みながら見つめる――。

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