花ざかりの君たちへ
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瑞稀が部屋に戻ると、佐野がいてひとりにしてほしいと言う。瑞稀に背を向けてそう言う佐野に、岳彦はきっと佐野と仲直りをしたがっているから、ちゃんと話をしたほうがいいと話す瑞稀。と、佐野は強い口調で「いい加減にしろよ!」と言うと、瑞稀に向き直り、余計なことはするな、どうして触れて欲しくないところに踏み込んでくるんだと、怒りをあらわにする。そして、瑞稀には自分の気持ちはわからないと言い捨てると、部屋を出ていってしまう。衝撃を受けた瑞稀は、呆然と部屋に立ち尽くす。佐野の気持ちは知っていたはずなのに傷つけてしまった。悲しみと後悔の気持ちでいっぱいになった瑞稀の目には涙が浮かぶ。すると、そこへ中津がやってくる。自分に気づかない瑞稀を後ろから抱きしめると、「俺にしとけよ。お前が誰を好きでも構わねえ。…お前のことが好きだ」と、ついに告白する。

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