花ざかりの君たちへ
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瑞稀が外に出ると、佐野は岳彦と対峙していた。岳彦は佐野に会いに来たのだが、佐野は母親の件を理由に、二度と学園に来るなと強い口調で言うと寮へと戻ってしまう。物陰に隠れていた瑞稀は残された岳彦の前に出ると、本当に佐野の母親を看取れなかったのか、亡くなった翌日に仕事に行ったのか、と確かめる。岳彦はそれを認めると、最低の父親だと言い、その場を立ち去ろうとする。と、瑞稀は、佐野の母親が亡くなったとき、本当に泣かなかったのかと、最後の質問をぶつける。岳彦はそれを認めながらも、「息子たちの前ではな」と弁明。その一言に、瑞稀は何かを感じ取る。
その頃、舞踏会の審査結果が発表になり、瑞稀と中津のペアが見事、ベストカップル賞を獲る。大いに盛り上がった会場で挨拶を求められた中津は、気持ちを奮い立たせ、なんとか笑顔で挨拶をする。もちろん、そこには瑞稀の姿はなく…。
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