『花いくさ』
…あらすじ…
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翌日から、踊りに習字、三味線と早速政子改め「岩崎峰子」の置屋での修行が始まった。

しかし四歳の峰子には、まだまだ辛く苦しいことばかり。しかし負けん気の強い峰子は歯をくいしばって、日々の教えに立ち向かうのだった。
そして六年後。十歳になった峰子(沢木ルカ)は、春婆の教えを守り、あらゆることをテキパキと上手にこなすようになっていた。改めて、「岩崎」に残るか、実家に戻るかという選択を迫られた峰子は、泣きはらした顔ながら春婆と梅千代に「芸妓はんになる」と決意を伝えた。

舞妓・峰子の誕生を目前に春婆が死去。新たに女将となった梅千代は、店出しをする峰子を涙を浮かべながら励まし送り出した。
峰子、十五の春のことだった。

程なく峰子には、佳枝(邑野みあ)という仲間もできた。そして二人の憧れの存在と言えば、寿々乃家のあや子姐さん(葉月里緒奈)。紗江子と違い、面倒見もよく優しいあや子は自分を慕う二人を、馴染みの客・日本画伯の甘粕漣祥(片岡鶴太郎)の座敷に同行させ、店出ししたばかりの峰子の似顔絵を頼んでくれた。峰子は、その一枚の絵が宝物のようになった。
その後、峰子の評判は次第に上がっていったが、それに反するように紗江子やよし乃(小沢真珠)ら先輩芸妓からの風当たりは強くなっていった。

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