拝啓、父上様
-イントロダクション-
脚本家の倉本聰氏が『優しい時間』以来2年ぶりに書き下ろす連続ドラマ。
『優しい時間』は、冬の富良野を舞台に、失われた父・子の絆の再生がテーマでした。都会から移り住んだ還暦を迎えた主人公と、彼を取り巻く心優しい人々の穏やかな時の流れを描いたそのドラマは、幅広い年齢層の視聴者の皆さん楽しんでいただきました。そして、2007年の冬にお届けする『拝啓、父上様』は、倉本ドラマの真骨頂とも言うべき、下町人情コメディです。
舞台は、古き良き日本の香り漂う伝統の花柳界、神楽坂。江戸情緒が今なお残るこの街の老舗料亭『坂下』の土地売却、時代の流れに飲み込まれていく裏路地の変貌をめぐって物語は展開します。
活気溢れる商店街や料亭の板場で巻き起こる、日常の悲哀や、失われつつある徒弟制度を主人公である板前・一平の目を通して描いていきます。また、一平の父親探しもドラマの根底に…。
主演の田原一平は『優しい時間』でナイーブな青年を好演した二宮和也さん。2006年末には、クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』の公開が期待されています。主人公の母であり、シングルマザーの先駆けと言われた、神楽坂一の人気者だった元芸者、田原雪乃役は、高島礼子さん。料亭の大女将、坂下夢子役は八千草薫さん、若女将の坂下律子役に岸本加世子さん、その婿養子、保役に高橋克実さん、花板の小宮竜次役を梅宮辰夫さんというベテラン勢に、一平が一目惚れする謎の少女を黒木メイサさん。後輩の板前、中川時夫役に横山裕さん、料亭の娘、エリ役を福田沙紀さんという、注目の若手たちを混じえてお届けします。
□予告
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