拝啓､父上様
-ｽﾄｰﾘｰ-
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ﾅｵﾐとの会話を思い出し一平が浮かれて街を歩いている頃､｢坂下｣では律子や保､仲居たちが出勤してこない一平を心配していたが､竜次の助言でもし戻ってきたら何もなかったように振舞うことに決める｡
ﾊﾟﾘのｶﾞｲﾄﾞﾌﾞｯｸを買って喫茶店｢ﾙｵｰ｣に行った一平がﾅｵﾐとﾊﾟﾘでﾃﾞｰﾄする想像をしてにやけていると､目の前にｴﾘの姿が｡ｴﾘに促されるまま一緒に｢坂下｣に戻ってきた一平は当たり前に仕事を言いつける竜次に少し寂しさを感じつつ､ﾎｯとするのだった｡閉店後､竜次は一平に男は簡単に仕事を辞めるなんて口にするなと一喝､退職願は誰にも見せていないから昨夜のことは忘れるように言い渡す｡竜次が板場を去ると､仲居の松子(高橋史子)が一平を呼んだ｡竜次が律子に｢坂下｣も板前も辞めると話していたのを聞いたという松子の話に一平は…｡
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