拝啓、父上様
-ストーリー-
[2/5]

夢子は小さな包みを一平に渡し、それを熊沢が入院している東済会病院の看護師長に届けて欲しいと頼む。厳重な警戒を理由に一度は断る一平だが、包みの中がお守りと聞き自分で届けることができない夢子の気持ちを察して引き受けることにする。緊張しつつもなんとか包みを渡し、病院を後にする一平はマスコミの取材陣に囲まれている衆議院議員の真田公正(小野武彦)を見かける。自分の父親候補の1人である真田を苦々しく見つめる一平。一方、真田は取材陣を振り切り小さな喫茶店へ潜り込む。そこに待っていたのは坂下律子(岸本加世子)だ。熊沢は今夜が峠だろうと話す真田に、律子は自分はガマンしてもエリ(福田沙紀)だけはなんとか会わせてあげることができないかと懇願する。しかし、真田は病院には熊沢の家族やマスコミがいることを考えて無理だと説く。

[前へ|次へ]

もどる
0.拝啓、父上様 TOP

(C)フジテレビジョン