拝啓、父上様
-ストーリー-
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同じ頃、竜次は夢子の部屋に呼ばれていた。夢子は、竜次に最近「坂下」によく来るお客のイースト証券がマンション建設の本当の黒幕であること、律子が「新・坂下」の設計図を隠し持ったいたことを告げる。さらに、頼りの熊沢も病気であまり長くないことを打ち明けると、そこに熊沢の秘書から熊沢が竜次に極秘で会いたいとの電話が入った。さっそく病院に向かった竜次は、熊沢から再び律子とイースト証券の関係を聞かされる。そして、きっとそれはもう止めることができないとも…。それを機に「坂下」の板場から退いて欲しいと頼む熊沢に、「わかりました」と静かに答える竜次だった。
翌日。「坂下」では時夫が保や律子らから厳しく指導をされている中、一平の携帯に雪乃から呼び出しの電話が入る。待ち合わせの「ルオー」にやって来た一平に、雪乃は律子の計画を話し「坂下」が存続の危機であることを話す。それを回避するために、一平に周囲には秘密で夢子とメールをやりとりするように頼んだ雪乃は、嫌がる一平の携帯電話を強引に奪い勝手に承諾メールを夢子に送ってしまう。一平は仕方なく引き受けることに。
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