拝啓、父上様
-ストーリー-
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早朝の静かな東京・神楽坂。田原一平(二宮和也)の運転する車に乗り込む小宮竜次(梅宮辰夫)と坂下保(高橋克実)。3人が向かったのは築地市場だ。喧騒の中、竜次が品を選び、保がノートに記入、一平が運ぶといった慣れた段取りで食材を仕入れていく3人。神楽坂にある老舗料亭「坂下」では、朝の仕込みが始まった。

花板の竜次を中心に保と一平が黙々と手を動かす板場で、若女将の坂下律子(岸本加世子)が予約の変更と板前見習いが来ることを告げていると、大女将の坂下夢子(八千草薫)が顔を出す。時間になったら見習いを迎えに行くように頼む夢子に律子は地図を持たせてるから大丈夫だと一喝。現在、「坂下」の実権は律子が握っているのだ。

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