ハチミツとクローバー
Special Talk
Part4
〜*〜*〜*〜*〜
Q.「ハチクロ」の世界観で、ここがいいと思うところを教えてください。

【成宮】
誰からいく?(といって原田を見る)
【原田】
いいの?
【成宮】
早く言った方が得だよ?
【向井】
そうだよ。
【原田】
ホントに甘酸っぱい感じというか…。せつなかったり甘酸っぱかったり、笑えたり悲しかったり、そういういろんな気持ちがギュッて集まってるっていうのがいいなって思います。
【向井】
僕も、あの独特の空気感っていうのが好きなんですけど、「それは何なんだろうな?」って自分なりに考えたときに、全然違う個性を持ったバラバラの5人が何故か引きつけ合って、くっついて、そこから何かが溢れ出てくるような関係が自然に成り立ってるのって凄くおもしろいな、と思って。不自然なようで、なくてはならない存在だったりして…。漫画の場合は字と絵しかないんですけど、自分なりに音楽が聞こえるようなキレイなシーンだったり、っていうのが世界観だったりするのかな、って思います。それは、みんなそれぞれ読む側が受け取るものだと思うので、それぞれ違う音楽だと思うんですけど、そこの心地良さっていうのが、見ていて思うところです。あと、美大生ってある意味特殊な学生だと思うんです。専門的だし、頼るのは自分の力しかないわけで。ひとりになったら、ある意味、孤独なのかもしれない。だからこそ、みんなで集まったときに、バカ騒ぎしたり、いままでひとりでいたときの孤独を埋めるようなグルーブ感っていうのが出てきて、それが見ていて自然で…うらやましいな、と。個人個人の中で生きてて、そこにポッカリ穴が開いてるからみんな集まりたくなって…っていう関係ってなかなか危ういバランスなんだろうな、って思います。世界それが微妙に保たれているのがおもしろいと思います。

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