ガリレオ
- No.006 -
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続けて湯川は、坂木を礼美の部屋に呼んだのは、由美子だと薫に告げた。礼美宛ての手紙から坂木の存在に気づいた由美子は、正当防衛に見せかけようとして彼を殺害しようとしたというのだ。坂木の店で、水瓶に浮かんだという文字を細工したのも、由美子だという。それはオブラートに油性ペンで文字を書く、というトリックだった。由美子は、誰にも知られたくない過去を葬り去るために、この事件を起こしたのだ。宗平は、礼美を取り戻すために何度も森崎家に足を運んでいた。「北野宗平は本当に事故死なのか?」。湯川の言葉に、薫は愕然となり…。
事情聴取を受けた由美子は、すべてを自供した。釈放された坂木は、ずっと好きだった「モリサキレミ」が実は薫のことだったと知り、軽いショックを受けているようだった。そのことで笑い合う薫と坂木。坂木は、薫に礼を言うと、また占いに来て欲しい、と彼女に告げ…。
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