不信のとき
-Story-
[7/7]
やがて、退院し、帰宅した義雄と道子は真剣に向き合う。道子はバレていなかったらマチ子とのことは生涯隠し通すつもりだったのかと追及する。マチ子のことはあくまでも浮気だと言う義雄に、道子は自分勝手な意見だと一蹴。そして、マチ子が義雄とは別れると言っていると、義雄に告げた。義雄は子供のことがあるのだから、そういうわけにはいかないだろうと言うが、道子は法子は彼の子どもではないとキッパリ言う。そう思い込みたい気持ちは分かるが事実なんだと頭を下げる義雄に、道子は冷たい声で告げた。義雄は先天性無精子症だ……と。突然のその言葉が信じられない義雄に道子は病院での検査結果を嘘をついていたことなどを激白。階下で二人の会話を聞いていた和子も驚く。愕然とする義雄は、ハッと我に返り、では一体全体、お前が産んだ義道は誰の子どもなのか?と道子に糾弾した。道子は長い沈黙の末、口を開く。
[←前]
△もどる
0.不信のときTOP
(C)フジテレビジョン