不毛地帯
- トピックス #2 -

◇TOPICS #2
『不毛地帯』に登場するさまざまなキャラクターをご紹介します。

主人公・壹岐正の過酷な人生を軸に、第二次大戦の終結から高度経済成長期までのおよそ30年もの期間を描いていく『不毛地帯』には、さまざまなキャラクターが登場します。物語の主要キャラクターをご紹介します。
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■壹岐正
…唐沢寿明

1912年生まれ。陸軍大学校を首席で卒業したエリート軍人。
第二次大戦中、軍の最高統帥機関だった大本営の参謀として作戦立案にあたった。
終戦を受け入れずソ連軍に対する徹底抗戦を主張する関東軍を説得するため、停戦命令書を携えて満州に向かうが、ソ連軍に拘束される。その後軍事裁判で強制労働25年の刑を宣告され、一度送られたら生きて帰ることはできないといわれたシベリア極北の流刑地ラゾに送られた。
11年間に及ぶ強制労働を耐え抜いて昭和31年に帰国する。
軍人時代の肩書やコネを一切利用しないことを条件に、近畿商事に入社するが…。
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■壹岐佳子
…和久井映見

壹岐正の妻。
壹岐が陸軍大学校時代に、担当教官であった坂野の娘。
壹岐のシベリア抑留中は女手ひとつで二人の子供を育て、壹岐が帰国してからも強制労働による極度の栄養失調から回復するまでの間、大阪府庁民生課で働きながら家計を支えていた。
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■壹岐直子
…多部未華子

壹岐の娘。
佳子の苦労を目の当たりにしてきたため、川又から防衛庁に誘われた壹岐に、二度と戦争には関わらないでほしい、と懇願した。父の商社就職を心から喜ぶ。
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■壹岐誠
…高橋平

壹岐の息子。
父親を立派な軍人だと信じていたが、11年におよぶシベリアでの強制労働の後、ボロボロになって帰国した壹岐の姿にショックを受ける。
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■川又伊佐雄
…柳葉敏郎

防衛庁の空将補で、次期空幕長と噂される男。
自衛隊のあり方に疑問を抱き、自分が空幕長になって、自衛隊を国民に認められるものに変えたいという理想を持っている。壹岐とは陸軍士官学校時代からの同期でもあり、親友。壹岐がシベリアに抑留されている間、佳子に仕事を紹介するなど、何かと壹岐家を支えてきた。壹岐を防衛庁に誘うが…。
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■秋津千里
…小雪

秋津中将の娘。京都に住み、陶芸家を志している。
父の最期について話を聞かせてほしい、と壹岐に手紙を送る。軍人であった亡き父の面影を感じさせる壹岐に心を惹かれる。
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■秋津清輝
…佐々木蔵之介

秋津中将の息子。千里の兄。
フィリピンで終戦を迎えるが、多くの部下を死なせてしまったことに責任を感じ、仏門に入って厳しい修業を続けている。

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