エンジン
-Story.8-
[3/4]
そんな話をして、次郎がバスを出すと俊太が追いかけてきた。しかし、次郎はバスを止めずに走らせる。それでも、俊太はあきらめない。必死に次郎の名を叫びながら追いかけてくる。ついにたまらなくなった次郎はバスを止め、俊太を待つ。俊太は、別れ際に次郎が次回会う約束をしなかったことを責める。そんな俊太を追いかけてきた美冴が止めた。俊太に、泣かないように言う美冴。次郎は、美冴と俊太に泣きたい時は泣けと言う。自身の頬にも涙が流れている。すると、美冴は泣いてもみんなと一緒にはいられないと次郎に訴える。しかし、美冴の目にも…。美冴と俊太を抱きしめた次郎は、傍らにいた朋美に言う。まだ、最終バスに乗れるハズだと…。
朋美を途中で降ろし、ホームに帰った次郎は猛に、もう一回子供たちと暮らせないのかと迫る。ちひろ(松下由樹)の制止もふり切って、心情を吐き出す次郎。そして、次郎はバスでどこかへと行ってしまう。
[←Back|Next→]
△ストーリーTOP
0.エンジンTOPへ
(C)フジテレビジョン