エンジン
-Story.8-
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翌日、次郎はバスに七恵(岡真由)以外の11人の子供と朋美、元一郎を乗せてホームを出る。七恵もまた新たな受け入れ先へと引き取られていく。バスの行き先は一箇所ではなかった。子どもたちは何人かずつ、それぞれの新たな施設に引き取られていくことになっていた。元一郎と朋美は、誠意を込め、子供たちを新たな施設の保育士たちに託していく。次郎は、涙を見せずにしっかりと子どもを見送る朋美を見つめる。
最後にバスを降りたのは、美冴(上野樹里)と俊太(小室優太)。やはり、2人とも涙を見せなかった。バスに戻った次郎は、朋美が泣かなかったことに感心する。すると、朋美は自分が未熟だったことを素直に認め、以前から気づくのが遅かったと言う。いつも、ギリギリで最終バスに乗るような感じだったと…。次郎は、それでもバスに乗れさえすれば、目的地にはたどり着けると言う。
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