Vol.3 年上の彼・年下の彼
- ストーリー -

そんな矢先、悠太が店を辞めることになった。プロモーションビデオの仕事で海外に2、3年行くことになったと言う。ポップの仕事を美香に引き継ぐ悠太。そこでも悠太は美香に「逃げるな」と言う。そして悠太は店から去った。
一ケ月後。店でポップを書いていた美香に店長の長谷川(嶋田久作)は、悠太が過去に書いたポップを参考に、と手渡す。1枚ずつ懐かしそうに見る美香。そしてふとある1枚のポップに目が留まった…「恋を失くしたあなたへ」。
それはかつて、美香が失恋で傷ついていたときに渋谷のタワーレコードで目にしたポップ。

「楽しい時間を過ごせたならそれでいいんだ。別れを悲しむより、人を愛せたことを喜ぼう」
そのポップに心が救われた美香。「なぜここに?」店長に聞くと、悠太はかつて渋谷店にいたことがあるのだと言う。悠太が美香にかけてくれた言葉の数々…
「彼がくれたたくさんのスパイス。それは本当は甘い甘いシュガーだった。私はそれを失くしてからはじめて気づいたんだ」

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