Vol.2 離ればなれのシュガー
- ストーリー -
ある日、聡は東京に出張にきていた。仕事は夕方で終わったのだが、仙台には帰らず、まどかのマンションにむかう聡。しかし、久しぶりに訪れたまどかのマンションは見違えるほどきれいに片付き、冷蔵庫には手作りの料理がずらりと並んでいた。それをじっと見つめ、何かを思う聡…。
仕事が終わって帰宅したまどかは、マンションの部屋の電気がついていることに気づく。聡が来たのでは!?しかし、すでに部屋には聡の姿はなく、テーブルには聡の合鍵が…。合鍵に気づいたまどかは必死に聡を探したが、どこにもいない。部屋に戻ったまどかに聡から電話が。付き合いはじめの頃のようにきれいになった部屋と手作りの料理に、聡はまどかに新しい男ができたと勘違いしたのだ。言葉を失うまどか。まどかは聡と遠距離になってから、久しぶりに聡に会う日を楽しみに、聡のために必死に頑張ってきたのだった。
まどかの頬を涙が伝う…そして聡に別れを告げた。
「好きな気持ちに変わりはなくても信じられなくなったらおしまいだ。私たちは遠く離れた距離や会えない時間、寂しさに、負けてしまった。ケンカばっかりでも、お互いを信じあえていたあの頃は、シュガーな日々だったんだ…」
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