ブザー・ビート
<Story 08>

支配人は、莉子が店の上客の八尾(升毅)から演奏を非難されたことを問題視し、これ以上演奏をしてもらうわけにはいかない、と告げた。
上矢家では、真希子(真矢みき)と優里(大政絢)が、直輝の変化に気づいていた。バスケ専門誌のインタビューで川崎が直輝への期待を語っていることを知った真希子たちは、大喜びだった。

公園で莉子に会った直輝は、彼女にフレンチトーストのレシピを渡す。その際、莉子は、バスの中で直輝の携帯電話を拾ったのは自分だと打ち明けた。公園の外では、菜月がそんな直輝たちの姿を見つめていた。

そんな折、莉子は、菜月から食事に誘われる。そこで莉子に、直輝と出会ったときの話を始める菜月。莉子は、「向こうから告白してきた」「柔らかい手が好きだった」などと話し続ける菜月のせいで、すっかり気分が落ち込んでしまう。

直輝が公園にやってくると、そこに麻衣と秀治がいた。「このシュートが決まったら僕と付き合ってください」と麻衣に告げ、見事にシュートを決める秀治。抱き合うふたりの姿を見ていた直輝の顔から笑顔がこぼれた。

別の日、菜月は、体育館でひとり練習を続ける廉の姿を見ていた。そこで菜月は、しおんのことを切り出し、嫉妬するほど廉のことは好きじゃない、と言い放つ。廉が直輝に対して強烈なライバル心を持っていることを知った菜月は、直輝に勝ちたいのなら考え方を変えるべきだ、と続けた。菜月の言葉に怒り、襟元をつかんで顔を寄せる廉。そこに直輝がやってきた。直輝に気づいた菜月は、廉の手を振り切り、何も言わずにその場から去っていく。

そのころ莉子は、直輝のためにフレンチトーストを作っていた。莉子は、直輝と会った後、深夜バスで帰省する予定になっていた。

練習を終えて莉子のもとへ向かおうとした直輝は、その途中で、雨宿りをしている菜月に出会った。持っていた傘を菜月に手渡して立ち去ろうとする直輝。菜月は、そんな直輝に、行かないでほしい、と言って抱きつき…。

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