ブザー・ビート
<Story 06>
莉子たちのアパートに戻った秀治(溝端淳平)はへこんでいた。合宿で、メインとなるメンバーからずっと外されていたからだった。麻衣は、そんな秀治に宇都宮から教えてもらったスタンスのレッスンをする。楽しくポーズを決めたりしながら遊ぶふたり。秀治は、麻衣との距離が近いことにドキドキしていた。
あくる日、菜月は、宇都宮と会っていた。そこで、直輝と別れて辛い、などと宇都宮に愚痴をこぼす菜月。宇都宮は、直輝の方が辛いと思う、と返した。菜月から、まだ忘れられないのか、と尋ねられた宇都宮は、諦めるために麻衣ともう1回デートしてみる、と答えた。
同じころ、莉子は、川崎と会っていた。莉子が直輝のことを話そうとすると、渡したいものがあるから続きは部屋で聞いてもいいかな、と言い出す川崎。仕方なく川崎の後をついていった莉子は、ふいに立ち止まると、彼に頭を下げ、好きな人ができた、と告白する。が、莉子が直輝のことを言おうとすると、そこに川崎の両親、正哉(田村亮)と雅恵(朝加真由美)が車で通りかかる。そこで川崎は、結婚する気で付き合っている、と、莉子のことをふたりに紹介する。
川崎の両親と一緒に食事をすることになってしまった莉子は、困惑していた。が、「これからも智哉をよろしくお願いします」と正哉から頭を下げられてしまい、何も言うことができなかった。
正哉たちと別れた後、川崎は、莉子に自分の思いを告げる。直輝よりも誰よりも莉子を幸せにする自信があるから、好きになるまで待っている、と…。
いつもの公園を訪れた直輝は、足の痛みで思うように練習できずにいた。そこに、莉子が帰ってきた。直輝が足を痛めていることを知り、心配する莉子。ベンチに並んで座った直輝と莉子は、擦りむいたという直輝の肘のかさぶたの話で盛り上がる。そのとき、お互いの距離が近いことに気づいた莉子は、慌てて立ち上がった。直輝は、そんな莉子に、会えて嬉しかった、と告げる。直輝は、「これ、友だち超えちゃってるのかな?」と言うと、以前と同じように怒鳴りつけてほしい、と莉子に頼んだ。すると莉子は、真っ直ぐに直輝に向かって歩きだし、そのまま彼にキスをすると、走り去ってしまう。
直輝が菜月と別れたことを知った守口(青木崇高)と佐賀(石田剛規)は、秀治も呼び出して、失恋祝いの会を開く。
菜月は、マンションの自室でゲームをしていた。が、いつの間にかその目からは涙があふれていた。
あくる日、体育館を訪れた直輝は、ロッカールームで廉に声をかけた。自分たちが上手くつながればいい流れを作ることができる、という直輝に、廉はいつものように冷たい態度を見せる。
直輝が練習をしていると、そこに川崎が現れる。そこで川崎は、合宿先で直輝が莉子と一緒にいるところを見たと告げると、「俺は信じているよ、お前のこと」と言ってボストンへと旅立っていき…。
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