ブザー・ビート
<Story 04>
莉子は、麻衣にアルバイトのシフトを代わってもらい、ショッピングモールで行われるミニコンサートに出演する。姉の雪乃(ちすん)、妹の優里(大政絢)とともに、母・真希子(真矢みき)の誕生日プレゼントを買いに出かけた直輝は、偶然、莉子たちのコンサート・ポスターを発見する。こっそりコンサートを見に行った直輝は、莉子に渡すために、近くのフラワーショップで一輪のひまわりを買った。が、直輝が、演奏を終えた莉子の方に近づこうとすると、そこに大きなバラの花束を持った川崎が現れる。川崎は、麻衣から連絡をもらってやってきたのだ。直輝は、会場で遊んでいた子どもにひまわりをプレゼントすると、そっとその場から離れた。
その夜、上矢家では、真希子の誕生パーティーが開かれる。そこに、菜月から電話が入った。珍しく直輝から一度もメールがなかったことが気になったらしい。そこで真希子の誕生日を思い出した菜月は、電話を代わってもらって真希子にお祝いの言葉を伝えた。
そんな中、宇都宮と廉が強化合宿を終えてアークスに戻ってくる。廉のケガは全治1週間だという。直輝は、大丈夫か、と廉に声をかけた。すると廉は、優しすぎると後で自分だけ痛い目に遭うぞ、と直輝に忠告する。
夕方、体育館に忘れものを取りに向かった直輝は、公園の前で莉子に出会う。莉子は、これから川崎とデートなのだという。莉子は、川崎と話すことができた、と直輝に礼を言うと、コンサートの後、川崎から大きなバラの花束をもらったこと、そして小さな男の子から一輪のひまわりをもらったことを嬉しそうに話す。別れ際、直輝は、最後の最後まで諦めないでお互いに夢を追っていこう、と莉子に声をかける。莉子も、おばあちゃんになるまで絶対に夢を諦めない、と誓って笑顔を見せた。
直輝と別れた後、莉子は、「好きじゃないよね…」と何度も繰り返しながら歩いていた。が、ふと立ち止まった瞬間、直輝に対する自分の気持ちがわからなくなり…。
そのころ、ロッカールームには菜月と廉の姿があった。廉のケガを心配する菜月は、珍しく弱音を吐く廉に、自分からキスをした。そんな菜月を抱き寄せる廉。するとそこに、直輝が現れて…。
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