鹿男あをによし
ストーリー
《11/11》

数ヵ月後、東京の宝石店で指輪を受け取った小川が急ぎ足で向かった場所には、大きな荷物を持った藤原がいた。人込みを歩きながら、近況報告をしあうふたり。藤原は、小川が東京で教師をしていることに驚いたと嬉しそうに話す。小川は指輪の箱を握り締めながら、渡すタイミングを計るが、藤原のおしゃべりはなかなか止まらない。そんなとき、小川は雑踏のなかに鹿を見つける。思わず足を止めるが、一瞬にしてその姿は見えなくなる。

その頃、小治田は、卑弥呼の墓の場所を聞き出そうと、飛火野にいるその他大勢の鹿に次々と話しかける。そんな小治田を見た鹿は、ニヤリと笑い…。

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