鹿男あをによし
ストーリー
《5/11》
翌朝、小川は教頭室を訪ね小治田に退職のあいさつをするが、銅鏡を失って以来、小治田には生気がない。すると、小川は思いついたように、鹿から卑弥呼の墓がある場所を聞いたと耳打ちする。そして、小治田が反応したのを確かめると、場所は教えられないとサラリと言って部屋を出る。学校を後にした小川は、別れを告げに鹿の元へ。餞別の鹿せんべいを渡した小川は、鹿たちが卑弥呼の遺言を律儀に守り続けている理由を尋ねる。すると鹿は、卑弥呼が自分を美しいと言ったからだと答える。仲間以外の人間から美しいと言われたことが嬉しくて、卑弥呼の願いを守り続けることを決めたのだと言う。そんな鹿に、最後の質問だと言い、寂しくないかと尋ねる小川。鹿は、鹿らしく「びい」と鳴くだけだった。
《前へ|次へ》
△もどる
0.鹿男あをによし TOP
(C)フジテレビジョン