鹿男あをによし
ストーリー
《6/10》

翌朝、いつもよりも早く下宿を出た小川は、後ろから堀田に声をかけられる。堀田は小川に学校を辞めないでくれと言うと、一緒に来てほしいと小川を引っぱって歩き出す。何がなんだかわからないまま、堀田に引かれて学校へ来た小川。学校の踊り場までくると、今度は目をつぶれと言われる。わけがわからないが小川がその通りにすると、堀田は周囲に人がいないことを確認し、壁に貼られた大きな鏡の前へ小川を連れてくる。そして、目を開けるように言う。目を開けた小川は、鏡に映る光景を見て息を飲む。オス鹿の顔をした自分の隣に、メス鹿の顔をした制服姿の少女が立っているのだ。驚愕する小川に堀田は、「私は鹿の"使い番"です」と打ち明ける。

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