鹿男あをによし
ストーリー
《1/6》
小川孝信(玉木宏)は、大和杯の優勝プレート="サンカク"を鹿に届けるが、それは"目"ではないと言われてしまう。どうやら、鼠にだまされたらしいのだ。鹿が言うに、神無月になる前に、鼠が鹿と狐のところへ来て、最近、人間の間で"目"の呼び方が"サンカク"に変わったと報告した。それで、鹿は小川に「"目"="サンカク"と呼ばれるもの」と説明したが、それが、鼠が仕組んだトリックだったというのだ。下宿に戻った小川は、藤原道子(綾瀬はるか)にその話を聞かせ、"目"がなくては、鯰を鎮めることができないと投げやりに言う。
学校へ来た小川は、堀田イト(多部未華子)が欠席していることに気づく。ところがほどなくして、堀田が入ってくる。小川の赴任の日と同じように、スタスタと無言のまま席に着く堀田。小川もあの日のように注意するが、堀田は顔色が悪く様子がおかしい。しかし、小川は"ひどい顔"とだけ言うと、教科書を出すように促す。すると、堀田の顔が歪み、涙が頬を伝い落ちる。突然のことに小川は動揺するが、堀田は泣くのを止めず教室を飛び出していく。
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